「第2回ワンヘルスネットワークフォーラム」に協力しました
12月2日(土)、赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区)にて行われた一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団(宮城県仙台市)主催の「第2回ワンヘスルネットワークフォーラム 」に協力しました。
ご参加いただきました方々には、厚く御礼申し上げます。
~人と動物と環境・世代・こころとからだすべてをつなぐワンヘルスの探求~と題した「第2回ワンヘルスネットワークフォーラム」 は、感染症に関するさまざまなテーマで、最新の貴重な情報を共有することができ、またスキルアップをはかることができる機会となっていました。
医療現場・介護現場、学校保健、市中での感染症対応にあたられる多くの方々にとって、極めて有用な学術集会となりました。また、参加者による最新情報の共有化がはかられ、活発な討論がおこなわれました。社会における感染症危機管理ソシアルネットワークが構築されていくことを願います。
当財団は3つの講演を協力開催しました。
- 第2会場(9:30~11:30)
東京iCDC・一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団 共同企画1
「感染症の新たな課題 ~インフルエンザ、新型コロナ、ワンヘルス、そしてリスクコミュニケーション」 - 座長:中島一敏(大東文化大学スポーツ・健康科学部 健康科学科)
加來浩器(防衛医科大学校防衛医学研究センター広域感染症疫学・制御研究部門)
冒頭発言 (17ページ参照) - :賀来満夫(東京iCDC、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団)
1.インフルエンザ -グローバルサーベイランスとワクチン (18ページ参照)
演者:長谷川秀樹(国立感染症研究所インフルエンザ・呼吸器ウイルス研究センター)
2.新型コロナウイルスの進化:Now And Then (18ページ参照)
演者:佐藤佳(東京大学医科学研究所)
3.One Healthアプローチ:動物から学ぶ新興感染症 (19ページ参照)
演者:前田健(国立感染症研究所獣医科学部)
4.感染症とリスクコミュニケーション―レジリエンスの実現に向けて― (19ページ参照)
演者:奈良由美子(放送大学教養学部/大学院生活健康科学プログラム)
5.COVID-19 制御に関する新たな機器や素材開発 (20ページ参照)
演者:矢野寿一(奈良県立医科大学微生物感染症学講座) - 第1会場(13:40~14:40)
東京iCDC・一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団 共同企画2
新型コロナ感染症-ワクチンと免疫の重要性 (34ページ参照)
座長:賀来満夫(東京iCDC、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団)
演者:宮坂昌之(大阪大学免疫学フロンティア研究センター) - 第1会場(14:50~16:30)
東京iCDC・一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団 共同企画3
新型コロナウイルス感染症の課題と今後の展望
~ 次なる新たなパンデミックを見据えて
座長:賀来満夫(東京iCDC、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団)
金光敬二(福島県立医科大学 医学部(臨床医学系)感染制御学講座)
統括発言:賀来満夫(一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団)
1.COVID-19 伝播の異質性に関する直近までの疫学的解析 (38ページ参照)
演者:西浦博(京都大学大学院医学研究科)
2.パンデミックの振り返りとこれからすべきこと (39ページ参照)
演者:小坂健(東北大学大学院歯学研究科 災害科学国際研究所)
3.ネクストパンデミックに備える (40ページ参照)
演者:押谷仁(東北大学大学院医学系研究科 微生物学分野)
※講演内容は「第2回ワンヘスルネットワークフォーラム」の「要旨集」より引用しています。
当財団協力以外の講演内容も確認できます。
https://john.or.jp/information/
forum/forum002/collection.html
一般財団法人杏の杜財団は今後も様々な活動を行っていく予定です。
一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団
社会全体でヘルスケアに取り組むためのソシアルネットワーク構築のため、2021年に設立。感染症や自然災害など、様々なリスクへの対応において、ワンヘルス・アプローチを実践し、地球と人間と動物が、より健康になる未来を創造することを目指し活動する。