「感染対策におけるサイエンスとワンヘルスセミナー(大阪)」を開催しました

3月29日(土)、大阪YMCA国際文化センター(大阪府大阪市)にて「感染対策におけるサイエンスとワンヘルス~ニューテクノロジーが世界を変える~」と題して、一般財団法人 ジャパンワンヘルスネットワーク財団様、一般社団法人 日本感染管理支援協会様とともにセミナーを開催しました。
ご出席いただきました方々には、厚く御礼申し上げます。
冒頭、一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団(宮城県仙台市) 代表理事の賀来満夫先生から
「新型コロナパンデミックは、世界中で 7億7千万人を超える感染者をもたらし、世界的にもこれまで経験したことがないインパクトをもたらす事態となりました。また、動物由来感染症であるエムポックスや鳥インフルエンザウイルスの畜産動物や人への感染拡大、劇症型溶連菌感染症など、相次いで、さまざまな新興・再興感染症が発生してきており、今後、ワンヘルスアプローチを含む新たな視点で感染対策、感染症危機管理を見直すことが必要となってきています。
今後とも、起こり続ける感染症の脅威に対し的確に対応していくためには、サイエンス・エビデンスに基づいた感染対策を実践することに加え、新たなテクノロジーを活用していくことで、可能な限り、感染のリスクを下げていくことが望まれます。」
とご挨拶いただきました。
アメリカやイギリスと映像・音声をつないでの最新の感染症対策に関する講演や、革新的酸化制御技術MA-T®の説明など長時間に渡るセミナーでしたが、皆様熱心にメモを取り、質問をいただくなど、白熱した時間となりました。
日本MA-T工業会様からは関西・大阪万博の大阪ヘルスケアパビリオンにおけるの取り組みのご紹介がありました。
当財団はMA-TマウスクリーンジェルとA2Careマウスウォッシュスプレー46mLをサンプルとしてご提供させていただきました。
一般財団法人杏の杜財団は今後も様々な活動を行っていく予定です。


■実施内容
- 10:00~11:30
招請公演1(ZOOMによるリアルタイムレクチャー 逐次通訳)
「アメリカの感染対策の話題と課題」 - トリニティ・ヘルス(22州で92病院)イリノイ・インディアナ地区担当(ロヨラ大学医療センターを含む)
クリニカルエクセレンス・バイスプレジデント
アレックス・トミッチ(看護学博士 正看護師 認定感染予防師 APIC フェロー)
- 11:45~12:25(40分)
基調講演(ランチョンセミナー)
「日本発革新的酸化制御技術MA-T®を用いた地球規模の課題解決に向けて
~感染対策やエネルギー変換などのイノベーション創出~」
大阪大学大学院薬学研究科 特任教授
日本MA-T工業会 専務理事 兼 事務局長 安達 宏昭 - 12:45~13:25(40分)
特別講演
「除菌消臭成分MA-T®との出会いと未来型口腔ケアへの展開
~内閣総理大臣賞から医療・介護・動物医療・大阪関西万博への貢献~」
大阪大学大学院歯学研究科 成長発達歯学系部門 顎口腔機能治療学講座
教授 阪井 丘芳 - 13:35~14:15(40分)
教育講演
「日本の感染対策における“イデアルワールド” と“リアルワールド”
~実践現場では非感染性事象や不合理は改善しましょう~」
一般社団法人日本感染管理支援協会
代表理事 土井 英史 - 14:30~16:00(90分)
招請講演2(ZOOMによるリアルタイムレクチャー 逐次通訳)
「イギリスの感染対策の話題と課題」
ロイヤルフリー病院グループ
感染予防・管理担当グループ副部長 ヴィッキー・パン
一般財団法人ジャパンワンヘルスネットワーク財団
社会全体でヘルスケアに取り組むためのソシアルネットワーク構築のため、2021年に設立。感染症や自然災害など、様々なリスクへの対応において、ワンヘルス・アプローチを実践し、地球と人間と動物が、より健康になる未来を創造することを目指し活動する。