「第6回日本喘息学会総会学術大会 市民公開講座」を共同開催しました

2025年8月10日(日)愛媛県松山市で開催された「第6回日本喘息学会総会学術大会」に、一般財団法人杏の杜財団としては4回目となる市民公開講座を「知っておきたい喘息の知識」と題し、共催させていただきました。
一般社団法人日本喘息学会と一般財団法人杏の杜財団の共催となり、今回もオフライン会場のみでの開催でした。

冒頭、当財団 代表理事の荻原弘子より、「感染症や気管支喘息等のアレルギー疾患は、わたしたちの健康寿命に大きな影響を及ぼす要因と考えられており、これらの脅威に対して予防医学がどのように向き合うべきかが問われる重要な岐路に立たされていると思います。このような背景から、わたしたちは子どもの未来のために、そしてシニア世代の健康寿命を延伸させ、生き生きと暮らしていける社会を実現させるため財団を立ち上げました」と冒頭の挨拶をさせていただきました。
講演は4人の先生方にお話しいただきました。

・「今なぜ喘息学会なのか?」
東田有智(一般社団法人日本喘息学会 理事長/近畿大学病院)
・「専門医とは?~専門医ができる仕組み~」
横山彰仁(第6回日本喘息学会総会学術大会 会長/松山市民病院呼吸器・アレルギーセンター/高知大学 名誉教授)
・「ぜんそくと上手につきあう方法(生活指導)」
福永興壱(慶應義塾大学医学部呼吸器内科)
・「いま知っておきたい小児喘息の治療」
吉原重美(獨協医科大学病院アレルギーセンター)
また、質疑応答では参加登録時に事前にいただいた質問を講演者の先生方に答えていただいたり、その場での質問にも答えていただきました。
一般市民の方に加え、「第6回日本喘息学会総会学術大会」に参加された医師の先生方にも聴講いただきました。喘息のご専門である先生方のわかりやすい“予防から最新の治療まで”を熱心にメモを取られていて、有意義な時間となりました。
一昨年、内閣府より日本オープンイノベーション大賞として内閣総理大臣賞受賞したMA-T®配合のA2Careマウスウオッシュを出席された皆さんへお配りしました。

今回の市民公開講座がアレルギー疾患や感染症を予防するきっかけとなれば幸いです。当財団は今後も様々な活動を支援していく予定です。
一般社団法人日本喘息学会
日本では喘息患者さんの人数は推定1000万人とも言われています。 喘息死が減少したとはいえ、喘息患者さんのうち約70~80%の人が完全にはコントロールされていないという調査結果もあります。一般社団法人日本喘息学会では、喘息の病態の解明、そして診断、治療の進歩を推進することを目指しております。
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