「第31回アレルギー週間市民公開講座」を共同開催しました

第31回アレルギー週間市民公開講座「患者さんとご家族のためのアレルギーのお話」はアレルギーの患者さんとご家族、そして一般の方を対象に2月23日(日・祝)13時からKABUTO ONE HALL & CONFERENCEにて開催されました。
今回も公益財団法人日本アレルギー協会と一般財団法人杏の杜財団の共催となりました。今回は会場参加型(オフライン)のみでの開催となりました。
冒頭挨拶を当財団の理事長 荻原弘子がさせていただきました。
「今、アレルギー疾患の方に必要なことは、自己免疫力を高め、アレルギーにかからないようにする、予防医学である。何らかのアレルギーを持つ国民は、全人口の50パーセントを超え、アレルギーは国民病といっても過言ではないという。一般財団法人杏の杜財団は子供の未来のために、そして、シニア世代の健康寿命を延伸させ、生き生きと暮らしていける社会を目指すべく、予防医学の向かう道筋を考え、着実に歩みを進める推進力になればと心より願っている」と挨拶しました。
講演は4名の先生方にお話しいただきました。

・「食物アレルギーで困っていることって何だろう」横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター 小児科部長 磯崎 淳先生
・「こんなに変わったアトピー性皮膚炎の治療」昭和大学医学部皮膚科学講座 主任教授 猪又 直子先生
・「スギ花粉症の対策と治療」日本医科大学大学院医学研究科頭頚部・感覚器科学分野 教授 大久保 公裕先生
・「知っておきたい喘息の最新治療」東京女子医科大学呼吸器内科学講座 教授・基幹分野長 多賀谷 悦子先生
また、「事前の質問に答える」コーナーでは参加登録時にいただいた質問をもとに4名の講演者に答えていただきました。

講演内容は公益財団法人日本アレルギー協会様のサイトより動画でご覧いただけます。
▶第31回アレルギー週間市民公開講座 動画
専門的な内容でありながら、アレルギーをお持ちの方にも、そうでない方にもわかりやすい内容となっていました。全講演終了まで聞いている方がほとんどで、メモを取りながら熱心に聞いてくださっていました。

今回の市民公開講座がアレルギー疾患の治療や予防のきっかけとなれば幸いです。当財団は今後も様々な活動を行っていく予定です。
公益財団法人日本アレルギー協会
日本アレルギー協会(Japan Allergy Foundation)は、厚生省所管の財団法人として昭和42 年に発足いたしました。その目的は我が国におけるアレルギー疾患を中心とした諸問題の総合的な調査及び研究に関する助成と援助を行い、啓発、指導、その他の活動の推進的役割を担い、国民の健康と福祉に寄与することにあります。(定款第3 条)
当協会は、平成22 年9 月1 日付をもって内閣府の公益認定を受けて「公益財団法人日本アレルギー協会」となりました。我が国では現在、何らかのアレルギーを持っている国民は全人口の50%を超えるような状況にあり、今や国民病と言っても過言ではありません。
当協会は、学術団体の一般社団法人日本アレルギー学会と共に、その目的達成のため社会的・学術的活動を通じ各方面に亘る国民の福祉の向上に取り組んでいます。